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ドアなんかは少し波打っていましたが、塗装もシートもとっても綺麗、塗り直しの張り直しですかニャ?
路駐してあったのでゆっくりと写真が撮れましたが、駐車方法、といいますか、前後の車両との間隔のなさは、そこだけ完全にフランス流。もう前に後ろにガッコンバッコンぶつけながらでないと出られませんニャあ。
ルニョーは一台も見かけませんでしたので、街中で見た仏車はこの三台のみでしたニャ。ほとんどトヨタばっかり多くて、車的には全くおもしろみのない街でしたニャ。後はフォードかKiaですかニャ。
ここからは博物館で見た車ですニャ。場所はコロニアル建築篇でじゃじゃが紹介したホーチミン市博物館、まず、エントランス脇にましますはシニョロエンのトラクション・アヴォン。
これは展示というよりは放置に近いですかニャ、野ざらしってやつですニャ。でも、晴れるとわざわざ窓を開けてるみたいで、車内をじっくり見れますニャ。
運転席はこんな感じ。ニャンともシンプルですニャあ。
お次はちゃんと(?)屋根の下に展示されているプニョー403。ちゃんと、解説のプレートもついてますニャ。
これって刑事コロンボの愛車ですかニャ?
すっかりホコリを被ってしまい、うちの407並の汚っこさニャのですが、やはり、おプニョーはブルーに限りますニョ。いかがですかニャ、青いオイラとも相性ばっちりですニャ。
オイラの色はモンテベロブルーでもアルシオンブルーでもないのですが、実はこの青色だったんですニャ、知りませんでしたニャあ。
なぜかアフタヌーンティーが、かなりの数のホテルのカフェで提供されとるんや。ただし、本場のイギリスとは違い、量はやや控えめ。
写真は二人分で、このほかにアイスクリームのコンポートがけがついてくるんや。ロンドンのハロッズで食ったハイティーはサンドイッチやスコーンなんかもついてきて、豪華三段重ねのてんこ盛りやったから、それと比べると少ないねん。
ただし、イギリスのアフタヌーンティーは高い…。
スウェーデンのキャンディかキャラメルの試食もあったけど、丁重にお断りしておいたなり。理由は言わずもがななり。
さて、本棚は三つ崩壊して、詰め込みすぎの重量オーバーが被害拡大の一因と思うなりから、四つ新調することにしたなり。地震から二ヶ月、現時点でまだ半分しか組み立ててないし、組み立て済みもそのうちの一つは、追加の棚板待ちだったので、ぬいぐるみ陳列台(仮)になっているなりよ。
本棚すべてが完成して、廊下に並んだ本をすべて収納して、脱古書店倉庫できるのはいつの日になることやら。
それ以前に、本当に床に積み上げた本が全部収まるのか、それはやってみないと分からないなり〜。
では、この建築の特徴はなにかというと、19世紀にイギリスやフランスの大規模建築でよく見られた、鉄骨によるアーチ屋根とガラスの建築という点や。
このホーチミン中央郵便局は「ヨーロッパの駅のよう」と評されることが多いけど、正にその通り。たとえば、パリの元オルセー駅(現オルセー美術館)、あるいは、より典型的にはサント・ジュヌヴィエーヴ図書館。ロンドンならキュー・ガーデンズの大温室やパディントン駅。
駅というのはその構造上、内部に巨大な空間を必要とするが、それを可能にしたのが、19世紀に発明された鉄骨によるアーチとガラス天井なんや。
ところで、この構造ってゴシック建築を特徴付けるリブ・ボールトにそっくりやねんけど、早い話が、古いスタイルを新しい素材に置き換えただけなんかなあ。
それはともかく、同じ手法で作られたホーチミン中央郵便局がヨーロッパの鉄道駅を想起させるのも、当然といえば当然のことなんや。
手前がコンコースで奥のドーム屋根の下がプラットホーム、パリやロンドンの行き止まり式の駅みたいやろ?駅にしてはちょっと小規模やけどな。
下の写真は国際郵便の差し出し口、つまり、局内に置かれたポスト。ところで、刷毛付きの器に入ってる半透明の液体、これが何か分かるか?
実はこれ、糊やねん。ということは、ベトナムの切手は糊ついてないんかな。
飼い主は最初これが何か分からんかったから、じっと見てたら、他の観光客も寄ってきて、みんなで一瞬考えこむ、そして、突然みんな理解して大笑い、いろんな国の人がいるから、みんなそろって切手をなめるジェスチャーをしては、うなずき合いましたとさ。
ところで、じゃじゃを日本まで送る切手はおいくら?
お次はずらりと並んだATMコーナー。銀行でもないのに、なんでATMコーナーがこんなに大量に、しかも、凝ったデザインで並んどるんや。
多分、これ、その昔は国際電話用の電話ブースやったと思うんや。今はどうか知らんけど、フランスでも昔は郵便局に電話ボックスがあって、国際電話なんかを窓口で頼んでから指定されたブースに行ってかけるなんてことをしとったんや。
当然フランス統治下に作られたこの郵便局にも同じ仕組みがあったはず。しかし、今となっては公衆電話なんかそんなに大量には要らんから、ATMに変更したんとちがうのかな。
というわけで、コロニアル建築篇は多分これで最後やから、次はホーチミンの食べ物篇の予定やで。
ぷじょり〜ぬ : でも、その前に昨日のオフ会のレポもしないと…
じゃじゃまる : 心配するな、ぷじょり〜ぬ。こんなこともあろうかと、昨日はほとんど写真を撮ってない。よって、レポする必要なし、というか、不可能や。
じゃじゃまる : じゃじゃまる様のホーチミン滞在記、コロニアル建築篇がまだ途中やけど、今日は中休みの飛行機&ホテル篇や。
ニャンギャラス : 早い話が飽きたんですニャ、建築篇に。
じゃじゃまる : うっさいわ、青ネコめっ。
十年ぶりぐらいにやってきた成田空港第二ターミナル、第一ターミナルがリニューアルされた今となっては、なんとなくしょぼくれた感もなきにしもあらずじゃ。
乗り込むのは手前の青い機体、奥のはハノイ行きやで〜。
今回は最近になってSky Team入りしたVietnam Airlinesのファーストクラスじゃ!!
なに?ファーストクラスではない?なるほど、ビジネスクラスか。えっ、ビジネスクラスでもない?ちっ、やっぱりエコノミーか。当たり前か。
ニャンギャラス : 機内持ち込みのじゃじゃはまだマシですニャ。おいらなんて、スーツケースに詰められてコンテナ行きですニャ〜。恨みますニャ〜ぁ。
じゃじゃまる : などとアホなことやってたら、離陸の時間、シートベルトは忘れずにじゃ!!
リフレッシュメントと一緒に出たスナックはOTSUMAMI。中身は…、あられじゃ。正におつまみ、そのままやんけ!!
機内食は、Japanese style or western style? と聞かれたので、なんとなく洋食にしてみたら、こういうのはchinese styleっちゅうんじゃあ!! 写真も撮ったけど、このじゃじゃ様の写りがイマイチやったから省略じゃ。
んでもって、朝10時に出て現地時間午後二時過ぎにホーチミン着、六時間強の比較的短い空の旅やった。ちなみに、じゃじゃは機内でナルニア物語の朝びらき丸の映画見たで。
じゃじゃまる : それでは、じゃじゃまる様のホーチミン滞在記の続き、いってみるかな。
今回はホーチミン市博物館からじゃ。
1886年にフランス人建築家によって建てられた、この白亜の荘厳な建築は、とあるガイドに「宮殿を思わせる」と書いてあったような記憶があるが、正にこれこそがアンピール様式やねん。
というわけで、おニャンギャ、後はよろしくなのじゃ。
ニャンギャラス : またですかニャ?面倒くさいライオンですニャあ、まったく。だいたいがオイラ、敵以外には興味ありませんがニャ。
アンピール様式、つまり、帝政様式というのは前にも書きましたが、フランスで19世紀に流行した、古代ギリロー建築の復古様式のことですニャ。
図式的に説明すると、ロココの過剰な装飾性への反動として、18世紀後半から古典古代を範にとった新古典主義というのが主流となりますが、それが19世紀のフランス帝政期になって、ナポレオン帝政の正当化という政治的な意図の下、さらに推し進められたのがアンビール様式ということになりますかニャ。
帝政様式はナポレオン失脚後もなんどか反動的に再復活したことがありまして、たとえば、ナポレオン三世の統治下、第二帝政期もそうでしたニャ。
そして、このホーチミン市博物館は正に本国では第二帝政期に設計された建築、したがって、単に新古典主義というにとどまらず、まさしくアンピール様式のコロニアル建築だと、オイラは勝手にそう思っていますニャ。
フランス統治下に作られた多くのコロニアル建築で、その後、これほどはっきりとした古典様式の建築が作られなかったことを見ると、正にこれは本国での古典古代様式の流行の影響下で作られたものと言えるのではないか、オイラは一人でそうに違いないと勝手に想像しているのですニャ。
中庭の方にある円形のバルコニーは、等間隔に並んだ円柱とともに、新古典主義の文法通りですのニャ。
じゃじゃまる : しかし、じゃじゃが注目するのは、ほかでもない、このベランダじゃ。
というわけで、おニャンギャ、ふたたび登場なのじゃ。
ニャンギャラス : 自分で説明する気がないなら、話を振るのはやめるですニャ。
ここからはますますオイラの妄想が混じるので、そのつもりで読んでくださいニャ。
このホーチミン市博物館をほかでもないコロニアル建築たらしめているのが、このベランダなのではと考えるのですニャ。
もし、この建築がフランス本国に建てられていたとしたら、おそらくこんな風にベランダを作ることはしないで、よりよく採光できるようにフランス窓を外壁に配置したと思いますのニャ。
居間から直接庭に出れるフランスの典型的なヴィラを想像してみてくださいニャ。
しかし、ここは南国ホーチミン、そんなことしたら暑くてかないませんニャ。
そこで登場するのが、緩衝地帯としてのベランダ、これで室内に直接日光が差し込まないようになると同時に、おそらくは建物をぐるりと囲むように風の通り道を作るという意味もあったのかもしれませんニャあ。
じゃじゃまる : おニャンギャ、ご苦労。もう帰ってもええで。
というわけで、今日はこの勢いであと二つ建築を紹介して、コロニアル建築篇を終わらせるつもりでおったんやけど、実はアホの飼い主がキー操作の間違いで、一回書き上げたこの記事を全部消去してしもたんや。
そして、泣く泣くもう一回書き直してみたら、最初とは似ても似つかぬおニャンギャの戯言のオンパレード、あまりのあほらしさに書き続ける気もすっかり失せて、よって、じゃじゃまる様のホーチミン滞在記コロニアル建築篇はまだまだ続く。